歯の磨き方(歯のQ&A)| 豊中市歯科医師会

QUESTION

歯の磨き方(歯のQ&A)

歯の磨き方のQ&A

Q1.うがいだけでは、ダメですか?

虫歯や歯周病の原因になる歯垢は、歯にしっかりとくっついています。また、歯と歯の間には小さな隙間があって、たくさんの食べかすが入りこみ ます。この食べかすが歯垢をべったりと作ります。だから、これらの汚れを取り除くには、水でブクブクうがいをするくらいでは、キレイになりません。
やはり歯ブラシでていねいに歯と歯の間や歯と歯肉の間の汚れをかき出し、 歯垢を取り除く必要があります。

Q2.ブラッシングはいつ、どれくらいするのが効果的ですか?

最適なブラッシングの方法・頻度は、虫歯・歯周病の程度によって異なるため、各個人によって方法・頻度は変わってきます。
プラークの再形成に 要する時間が24時間程度であるといわれることから、食後にブラッシングする事も重要ではありますが、1日のうち最低1回は質の高いブラッシングを心がけるようにしなくてはなりません。特に細菌は就寝中に増殖するため、就寝前と起床後のブラッシングは不可欠になります。

Q3.デンタルフロスや糸ようじ・歯間ブラシの使用で注意するべきことはありますか?

多くの歯周病は、歯間乳頭部から発症するため、デンタルフロスや歯間ブラシなど補助的清掃用具の使用が推奨されています。
不適切な補助的清掃用具の使用は歯肉の損傷につながるため、歯肉を傷つけないように注意して使用しなくてはなりません。

Q4.歯ブラシの適切な交換時期はいつですか?

歯ブラシは使用日数が増加するにつれて、毛先が開いてきます。毛先が開いた歯ブラシを使い続けると歯垢の除去率が減少します。そのため、歯ブラシは毛が開いたら取り替えることが必要です。

Q5.歯磨き粉を使用した場合としない場合では清掃効果に違いはありますか?

Davis JMGという人の実験では、歯磨き粉を使用してブラッシングした場合では、水のみでブラッシングをした場合より歯垢の再付着が約3倍抑制されたと報告しています。効率的かつ効果的な歯垢除去を行うためには、歯磨き粉の適切な使用をお勧めします。